2010年08月07日

No.770 『つかの間の 「自由」 』

   いったん 「自由」 を自覚した現代人にとって、その 「自由」 の可能性が永遠に閉ざされることは、生の可能性の絶対的な冷死を意味するだろう。 われわれはずっと後になって、人類が18世紀から20世紀のごくつかの間のあいだだけ、身体と精神の 「自由」 の所有、というきわめて希有で貴重な時間をもったことを惜しむことになるかもしれないのである。 
  こうして、最大の課題は、われわれが、21世紀を国家間の普遍闘争の終焉だけでなく、覇権的な競争経済を終られる世紀とすることができるかどうか、ということになる。 
竹田青嗣 『人間の未来』





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posted by Vigorous at 21:24| 哲学・宗教 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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