人生の全体ばかりに気を取られて思い悩んではいけない。 まだ自分の手元に来るかどうか分からない重荷の数と性質を、一目で読み取ろうとするな。 むしろ問題が起こるたびに、「この仕事の手に負えない箇所はどこだろうか」と自問するのだ。 この問いに正直に答えれば、自分でも赤面したくなるだろう。
次に思い出すべきことは、過去も未来も自分を押しつぶすことはできない、自分を押しつぶすことができるのは現在だけだ、ということである。 その現在ですら、もし適当に分割してそれぞれの大きさの範囲を決めた上で、これでも大きすぎないかと考えれば、取るに足らぬものとなる。
Marcus Aurelius Antoninus (121 - 180) Roman Emperor
検索用kwd:マルクス アウレリウス 第16代ローマ皇帝