2010年07月07日

No.743 『生活保護申請の実際』

   生活保護の利用は、制度や窓口の紹介だけでは終らない。担当部署である福祉事務所に行っても、追い返されてしまうからだ。
  「生活保護を受けたいと申し入れましたが、なんくせをつけられ申請を受理してもらえませんでした」 「申請書すら書かせてもらえず、挙句の果てには 『サラ金でも利用されたらいかがですか?』 とまで言われました」 「生活保護を受けたいのですが、一人では不安です。前回、受け付けてもらえませんでした」 
  呆れるのは、私たちのような第三者が同行すれば、その人の状況は前と何一つ変っていなくてもすんなりと申請できることだ。では、あのいろいろ理由をつけて追い返した行為は何だったのか........と、誰もがそう思う。一人で行ったときの対応とのあまりの違いに、 「悔しい」 と言って泣いた女性もいた。
  こうした行為は、単に人々の生活再建を遅らせるだけでなく、行政への不信感を募らせ、生活保護需給後の担当職員とのコミュニケーションを難しくする。
湯浅誠 『反貧困』





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posted by Vigorous at 20:59| 社会学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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