2010年06月26日

No.733 『資本主義と大量消費』

   資本主義の展開は基本的にマテリアルの大量消費と大量廃棄によってしか成立せず、したがっていつかはその 「臨界域」 に達する。 しかし資本主義は、人々の 「自由」 の確保の基礎でもあり、これを棄却できないことをはっきり認めるほかはない。 そうである以上、われわれは、資本主義に 「代わる」 システムではなく、現在の資本主義の大量消費−廃棄の性格を変更する 「原理」 を見出すべきである。 
  20世紀の経験が教えたのは、 「自由」 を原理とする社会でない限り必ず抑圧的なシステムへ転化するということであり、したがって、現代社会の困難を克服するとは、 「自由」 を捨て去ることではなく、 「ほんとうに 『自由な社会』 の実現にとって必要な条件と課題は何か、という仕方でのみ提起されるべきものである」 そう見田は言う。 
竹田青嗣 『人間の未来』 / 見田宗介 『現代社会の理論』





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posted by Vigorous at 21:44| 社会学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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