2010年03月14日

No.657 『自己責任の線引き』

   健全な社会とは、自己責任論の適用領域について、線引きできる社会のはずである。ここまでは自己責任かも知れないが、ここからは自己責任ではないだろうと正しく判断できるのが、健全な社会というものだろう。寝坊して会社に遅刻したことは自己責任論で片づけられるかもしれないが、子どもが夜急に熱を出して、朝まで救急病棟に貼り付いていたのであれば、同じ遅刻でも状況は変わってくる。
  多くの人たちが、自分の経験に照らして心当たりがないから、それはきっと自己責任なのだと即断してしまうのだろう。
湯浅誠 『反貧困』





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posted by Vigorous at 20:39| 社会学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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