2009年12月31日

No.598 『生命の一回性』

   機械には時間がない。 原理的にはどの部分からでも作ることができ、完成した後からでも部品を抜き取ったり、交換することができる。 そこには二度とやり直すことのできない 「一回性」 というものがない。 機械の内部には、折りたたまれて開くことができない時間というものがない。 
  生物には時間がある。 その内部には常に不可逆な時間の流れがあり、その流れに沿ってたたまれ、一度、折りたたんだら二度と開くことができないものとして生命はある。 生命とはどのようなものかと問われれば、そう答えることができる。 
福岡伸一 『生物と無生物のあいだ』





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posted by Vigorous at 10:31| 自然科学、環境 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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