2009年12月06日

No.581 『貧困の世代間連鎖』

   日本の多くの人たちにとって、すべり台の途中にある歯止めは、公的なセーフティネット (社会保険・公的扶助を含めた社会保障) ではなく、家族・親族である。家族の支えがあるかどうかが、決定的な分かれ道となってしまっている。それは、家族の支えあい機能の重要性と同時に、日本社会が家族に異常な負担を強いる社会であることを示している。 (中略) 
  「貧困の連鎖」 は、ごく最近になって報道されるようになったが、以前から貧困の世代間連鎖は起こっており、そこには構造的な要因がある。現実に家族しか支えがなければ、支える余裕のない貧困家庭に生まれた子どもたちが貧困化するのは、理の当然であろう。
湯浅誠 『反貧困』





検索用kwd:
posted by Vigorous at 12:59| 社会学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
カテゴリ



注意
◆ このブログの内容は引用が中心ですが、知識の切り売りを目的としたものではなく、投稿者の備忘録として作成されています。皆さんは、ここに書かれた引用のみで満足することなく、なるべく原典に触れる習慣をつけてください。
◆ このブログでは、投稿者が独自に調査したデータや、知人から伝え聞いたエピソードなどが掲載されることがありますが、そのまま受け売りにせず、皆さん自身が事実関係を調査し、記事の真偽を見極めることができるように努力してください。
◆ ここは金言や名言を羅列することを目的にしたサイトではありません。どんな金言や名言も、羅列したとたんにただの展示物になってしまいます。長い引用も短い引用も、じっくり噛み締めて味わい、あなたの財産にしてください。アーカイブも一度にすべて読むのではなく、毎日少しずつ読むようにすると良いでしょう。



QRコード

リンク集
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。