2009年11月27日

No.574 『真理と民主主義』

   「真理」 とは、第三者の審級に帰せられる知のことである。 だから、民主主義は、単一の第三者の審級の存在を前提にしているに等しい。 民主主義が、多元主義を表面上は標榜しながら、結局は、排他を伴わざるをえない理由はここにある。 単一の第三者の審級を前提にした途端に、真理による支配を容認したことになるからだ。 
  多数派に合意できないということは、本来は、単に特定の私的見解とは異なった意見を持っているということにすぎないのに、まるで、真理そのものを受け入れられない 「野蛮人」 として扱われてしまうのだ。 
大澤真幸 『逆接の民主主義』





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posted by Vigorous at 23:06| 社会学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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