セーフティネットからこぼれ落ちた人たちも、お金が少ないだけで、それ以外は他の人たちと同じように働き、家族を構成し、平穏に暮らしているだろうと考えるとしたら、貧困の実態はつかめない。お金にも気持ちにも余裕のない状態は、安定した暮らしをする人たちにはなかなか想像できない種々のトラブルやストレスを生む。
三層のセーフティネットがいずれも機能不全に陥る中で、刑務所が第四のセーフティネットになってしまっている、と連合総合政策局長・小島茂氏は指摘している。
湯浅誠 『反貧困』
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