2009年06月13日

No.0427 『依存性パーソナリティ障害の特徴』

   依存性パーソナリティ障害の特徴は、自分の主体性を放棄し、他者に委ねてしまっていることである。 依存性パーソナリティ障害の人は、自分で決めることが苦手である。 些細な決定も、親やパートナーや友人に頼ってしまう。 また一人が苦手で、いつも誰かといないと不安になったり、空虚に感じ、自分を紛らわすことができない。 
  依存性パーソナリティ障害の人は、自己主張を抑えてしまう。 相手と喧嘩したり、嫌われるのを怖れて、相手に合わせてしまうのだ。  (中略) 
  依存性パーソナリティ障害には、その症状の程度により大きな差があり、一見すると、まったく反対のものに見える場合がある。 
  ひとつは 「赤ん坊型」 とでもいうべきタイプで、受動的な依存が目立つものである。 何から何まで、親やパートナーに頼り、親やパートナーが、家政婦やヘルパーの役目から外界とのスポークスマンや代理人の役割を努めている。 
  もうひとつは、 「献身型」 とでも呼ぶべきタイプで、能動的な依存を示すものである。 日常生活能力には問題がなく、むしろ活動的だったりするが、自分で主体的に生きて行くことを求められると不安を感じ、リーダーシップをとってくれる人を求めようとする。 よきパートナーやリーダーに恵まれると、いい方向に力を発揮できるが、頼る相手を間違えると不幸な結果になる。 
  このタイプの人は、相手を間違えたとわかっても、自分からはなかなか関係を清算できない。 そのため、遊び人で暴力的な亭主や口ばっかりで行動の伴わない彼氏のために、自己犠牲的な献身を捧げたり、カルトや新興宗教にのめり込んだりしやすい。 利用されてしまいやすいのも、このタイプの人である。 
岡田尊司 『パーソナリティ障害』





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posted by Vigorous at 08:40| 医学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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