2009年05月18日

No.0408 『回避性パーソナリティを生む背景』

   近年、回避性パーソナリティの傾向を持った若者たちが増え、引きこもり青年の急増としてクローズアップされている。 回避性の傾向を示す若者とセットでしばしば見られるのは、とても頑張り屋で、努力家の親だ。 そうした親は、自分自身、少々つらいことがあっても、自分の務めを果たすために、やり抜いてきたという思いがあり、努力して、与えられた責務を果たすのが人間の努めであるという信念を抱いている。 そのため、先のケースにもあるように、子供が弱音を吐くことを許さず、頑張らせるという傾向を生んできたのである。 
  それは、高度経済成長期に、努力すれば報われるという価値観の中で育った親世代が、それを当然のこととして、子供にも求めてきたという背景が透かし見える。 したがって、自身、まじめで、努力家の親ほど、子供を頑張らせすぎてしまい、とことん痛めつけてしまうのである。 
岡田尊司 『パーソナリティ障害』





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posted by Vigorous at 20:10| 教育、心理 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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