2009年05月17日

No.0407 『世界文学の水準とは』

   現代の日本は、グローバリズムという名の下で世界に組み込まれています。 しかしグローバリズムが指す 「世界」 と、ゲーテのいう 「世界文学」 の 「世界」 とでは、大きな違いがあります。 後者における 「世界」 を、多くの日本人は忘れてしまった。 ゲーテは当時の後進国であるドイツにあって、 「世界文学」 を目指そうとしました。 当時の文学は、シェイクスピアを擁するイギリスが圧倒的な存在感を示していたので、それを模範としていたのです。 そして実際、『若きウェルテムの悩み』等でヨーロッパ中から高く評価され、ドイツも世界文学国の仲間入りを果たしました。 
  ここでいう 「世界」 とは、ある種の水準を示しています。 ギリシャ・ローマ時代から通して見て、人間性というものを余すところなく表現しているような作品であることが第一の条件です。 
齋藤孝 『なぜ日本人は学ばなくなったのか』





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posted by Vigorous at 21:32| 教育、心理 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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