2009年04月26日

No.0390 『他人の身になって考えること』

   哲学者か親切な道徳家は要するに、当人の身になって物事を判断しうるようになるまでは、他人を悪く考えてはならないと忠告する。 これに反して、実際的な人間は常に、内側から見て得た判断よりも、外側からの判断の方を信用する。 この点の不一致を我々はどう見るべきか。 すべての感情は、理解しようとする対象について好意的であろうと悪意的であろうと必ず判断を歪めてしまう。 天文学者が月を神もしくは悪魔と見なしていたならば、彼らは月の動きに関する正しい理論を作り上げるのにははるかに多くの時間を要したであろう。 愛したり憎んだりする限り、我々が他人について得る情報は間違っていることが多い。 
B.Russell 『人生についての断章』 (部分抜粋) 転用者は必ず原典を確認のこと!





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posted by Vigorous at 20:24| 人生 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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