2009年03月26日

No.0357 『真理を探究する方法』

   三平方の定理は、人々の多数決で 「正しい」 とされるわけではありません。 こみ入った証明も、砂をかむような命題の羅列に見えますが、一行一行丁寧に辿っていけば、 「確かにそうだ」 と感じるしかないようにつながっています。 必ずしも 「単純明快」 ではありません。 でも目をこらせば、それははっきりと、またくっきりとした正しさを確かに持っています。 デカルトはそういうありさまを 「明晰・判明」 と言います。 
  もちろん三平方の定理では、私たちの人生は導けません。 しかしデカルトが気づいたのは、 「本当のこと」 を探求してゆく 「方法」 のエッセンスが、幾何学の中に示されているということでした。 『方法序説』 第二部で彼はそれを簡単に四つの規則にまとめています。 
  @速断と偏見を避け、疑いようのない明晰かつ判明なものだけを受け入れる
  A問題を部分に分ける
  B単純なものから複雑なものに進む順序を守る
  C見落としのないように見直す
左近司祥子編 『西洋哲学の10冊』





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