2009年03月20日

No.0345 『反社会性パーソナリティ障害』

   反社会性パーソナリティ障害の人は、他人への共感性を捨てるという選択によって、平気で他人を害したり、貪ることができる。 他人は裏切るものという認識は、妄想性パーソナリティ障害の人にも見られる。 妄想性パーソナリティの人は、信じられないながら、信じようとする葛藤があり、それが、彼らを執着行動に駆り立てるのだが、反社会性パーソナリティ障害では、もはや、「信じる」という言葉は、彼らの辞書から消されてしまったかのようだ。 たとえ相手が裏切っても、決して傷つくことがないように、彼らは最初から人を信じない。 裏切られるよりも先に裏切り、自分を信じている相手であれ、金のために平気で売り飛ばす。 平然とそうすることができる自分に、彼らは強さを感じ、満足する。  (中略)
  彼らの価値観から見れば、結婚し、一人の女性を守り、子供を育てていくために、会社に縛られて、ぺこぺこ上司や顧客に頭を下げる人生など、愚の骨頂にしか思えないのだ。 そうした日常的な市民の価値とは、まったく逆のところに棲んでいるのである。 
岡田尊司 『パーソナリティ障害』





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