2009年03月10日

No.0326 『教科書のレベルを上げるべき』

   教科書のレベルを上げなければならない最大の理由は、格差の拡大を食い止めるためです。 現在、公立小学校では、授業崩壊が深刻な問題になっています。 おかげで、学校に期待しない親が増えています。 中学受験をする子供は、小学四年生の時点から本格的な塾に行くのが当たり前になっています。 彼らが通う塾のレベルはきわめて高く、高校受験を上回る場合も少なくありません。 そういう塾で勉強した小学生は、勉強しない中学生よりもむしろ知識水準が高くなるわけです。  (中略) 
  これは恐るべきことです。 公立小学校に預けているだけの家庭、あるいは塾に通わせたくても経済的理由で不可能な家庭の子供は、その時点で将来に響く差をつけられてしまう。  (中略) 
  こうした条件の差を是正するにはどうすればいいか。 それは、公立小・中学校のカリキュラムの質を高めるしかありません。 ところが、そうすると落ちこぼれが出てくるとの理由で、逆に教科書の水準はどんどん落とされた。 それがこの二、三十年の状況です。 
齋藤孝 『なぜ日本人は学ばなくなったのか』





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