2009年02月15日

No.0278 『現実と反現実』

   現実(リアリティ)は、常に、反現実を参照する。われわれにとって、現実は、意味づけられたコトやモノの秩序として立ち現れている。意味の秩序としての現実は、常に、その中心に現実ならざるものを、つまり反現実をもっている。すなわち、現実の中のさまざまな 「意味」 は、その反現実との関係で与えられる。「意味」の集合は、まさに同一の反現実と関係しているがゆえに、統一的な秩序を構成することができるのだ。
大澤真幸 『不可能性の時代』





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