2009年02月08日

No.0265 『本当の「戦後」がやってきた』

   仏教の学び、漢字の受容と平仮名のへの変形、遣唐使の留学生たちの学びの覚悟から、江戸時代の寺子屋の隆盛に至るまで、不思議なほど学ぶ意欲にあふれた人々の住む島国が日本であった。
  寺子屋は、全国に無数にあった。 「読み書き算」 という学びと生活の基本を皆が必要と感じ、多くの善意の大人が教師となった。当時の世界水準でトップクラスの識字率と読書力が日本にはあった。なにしろ幼児から 「論語」 クラスの言語に接し、音読、筆写するわけだから、体へのしみこみ方が違う。身体こど学ぶ構えが、習慣として身につけられた。
  世界史上、奇跡の一つとされる明治維新と近代化の成功は、江戸時代の人たちが成し遂げたものだ。同様に、敗戦後二十五年間の驚異の経済復興は、戦前に生まれ、教育を受けた人たちが成し遂げたものなのだ。それを忘れてはならない。
齋藤孝 『なぜ日本人は学ばなくなったのか』





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posted by Vigorous at 17:52 | TrackBack(0) | 教育、心理 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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