2009年01月18日

No.0223 『堂々と質問をしよう』

   質問を、単に 「物事をしっかり理解できない人のすること」 と考えてはいけない。 むしろ、質問というのは、知性をアピールする大きな機会でもある。 物事の解決にかかわろうとする積極的行為が質問なのだ。 もちろん的外れな質問をしたのでは、発言に対する理解力の欠如を示すばかりで、周囲の失笑を買うだろう。 だが、的外れな質問というのは、ほとんどの場合、発言内容を理解しようとするのでなく、質問にかこつけて自分の意見を言おうとしたり、自分の考えで相手の発言を歪めて捉えている場合が多い。 真摯に発言を理解するための質問であれば、誰も不愉快には思わないはずだ。
  それに、会議などで質問をしたくなるような場合、実は、理解できずにいる人が他にもたくさんいると思って間違いない。 あなたが勇気を持って質問することで、みんなが疑問に思っていることを詳しく聞くことができ、ありがたく思う人が多いはずだ。 したがって、できるだけ堂々と質問することを勧める。 あなたは質問することによって自分の理解の深さを周囲に示すことができる。 疑問点を質問することによって、より多くの人に発言者の真意を明確に知らせることができる。 そればかりか、時には発言者の不足を指摘し、暗に批判することもできる。 発言者は決めつけているだけかもしれない。 しっかりした論証をしていないかもしれない。 発言の中には、ごまかしが含まれているかもしない。 それに気づいて、きちんと質問すれば、より的確な意見を見つけ出す役に立つ。
樋口裕一 『ホンモノの思考力』





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posted by Vigorous at 17:30 | TrackBack(0) | 論理 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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