2009年01月07日

No.0201 『パラダイムとは』

   パラダイムとは、ある一定期間成熟した科学者集団が採用する方法、問題領域、解答の基準の源泉である。 通常科学は、このパラダイムに依拠する。  (中略) 通常科学の研究の最も著しい特徴は、それが概念であろうと、現象であろうと、まったく斬新なものを生み出す作用は全然しないということである。 その結果この狭い範囲に入らないような仕事は、普通失敗したとされ、自然をそのまま表現しているのではなくて、科学者側に誤りがあるのだとされる。 しかし専門家たちが、もはや既存の科学的伝統を覆すような不規則性を避けることができないようになった時、ついにその専門家たちに共通した前提をひっくり返してしまうような異常な出来事を、この本では科学革命と呼んでいる。
トーマス=クーン 『科学革命の構造』





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