2009年01月06日

No.0199 『突然の知的成長に対する態度』

   たいていの人間が、ジョウやフランクやギンピイと同じように感じているのだ。 私を嘲笑することができるかぎり、私をさかなにして優越感にひたっていられる。 しかし今では白痴に劣等感を感じさせられている。 私のめざましい知的成長が彼らを萎縮させ、彼らの無能さをきわだたせているのだということが私にもわかりはじめた。 私は彼らを裏切ったのであり、彼らはそのために私を憎んでいるのである。
ダニエル・キイス 『アルジャーノンに花束を』 (小尾芙佐訳)





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