2008年12月24日

No.0173 『問題発見能力』

   独創性は不可欠だ。 これまでとは違った技術、文化を創り出す必要がある。
  では、それはどうやって創り出せるか。 それは問題発見能力による。
  人が当たり前と思っていること、何も気づかずに通り過ぎるようなこと、もう慣れきったために誰も不思議に思わなくなっていることにも、実はおかしなことがたくさんある。 それを疑問に感じ、その理由を考える。 そうすれば、これまでとは違った視点から、物事を見ることができる。
  では、どのようにして問題を発見できるのか。 それは、それほど常人からかけ離れた発想ではない。 一言でいえば、現状に「ノー」と言えばよいのだ。
  あらゆることにノーがある。 イエスに決まっているということはない。 顕在があれば潜在がある。 イエスがあればノーがある。 ある出来事が起こっているとしたら、まだ起こっていない反対の出来事があるはずだ。 ある意見があるとすれば、それに反対の意見があるはずだ。 そう考えることによって、現在の出来事を絶対視しないですむ。
  ノーという視点が生まれないと、停滞する。 現状にノーを突きつけることによって、新しい展望が見えてくる。 もっといえば、ノーという言葉によって発展する。
  物事にノーを突きつけて、 「現状はおかしい、改めるべきではないか」 というイエス・ノーの二項対立の形にする能力が、問題発見能力といってよいだろう。
樋口裕一 『ホンモノの思考力』





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posted by Vigorous at 22:29| 論理 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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