2008年12月17日

No.0159 『科学者と自然』

   自然科学が、その有効性の範囲を拡げていこうとすれば、私たちの周囲の自然環境も、実験室の中と同じようにコントロールされた条件下に置こう、という指向性が働くことになります。 そこから、自然を大きく改造したり、遺伝をも操作しようという発想が生まれてきます。 もちろんそれらは、国家や大資本の動向に深く関係したことですが、自然改造計画に科学者が多くの場合積極的になるのも、そういった発想と関係していると思われます。 私自身の実験室の経験からしても、ついついつ自分の都合のいいように自然条件を変えていこうという発想に陥りがちです。
高木仁三郎 『科学は変わる』





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posted by Vigorous at 20:27| 自然科学、環境 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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