2008年11月27日

No.0114 『未成熟な人間の体験』

   大体において、情緒的に未成熟な人間は、自分の直面している困難を絶対的なものとして体験する。 つまり不眠症の場合で言えば、不眠症である限り生きていけないように思っているということである。 自殺を考えたり、メソメソしている人は、自分がさらされている困難を絶対的なものと感じる。 それは、ノイローゼになる人を見ればはっきりする。 失恋でノイローゼになる人間は、失恋がこの世で最も苦しいものと思っているし、両親がいないでノイローゼになる人間は、両親が揃っていなければ生きていけないと思っているし、大学受験に失敗して自殺する人間は、目的の大学に入らなければ生きていけないと思う。 自分がさらされている困難をどうしても絶対視してしまう人は、ノイローゼになったり、自殺を考えざるを得なくなるだろう。
加藤諦三 『自分の構造』





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posted by Vigorous at 21:45| 幸福論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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