2008年11月19日

No.0094 『疲労』

   疲労には体の疲労と脳の疲労があります。このうち体の疲労は、安静にしたり、入浴したり、ぐっすり睡眠をとれば回復しますが、脳の疲労はそう簡単にはとれません。人間がもっとも疲れを感じるのは脳が疲労したときです。厄介なことに脳の疲労は運動時のみならず、普段の生活でも発生するため、自分では気づかずに脳に疲労をためた状態で練習することになりがちです。すると、なかなか上達しないとか、記録が伸びないといった悪影響が発生します。試合をすれば後半に弱くなり、とくに競り合った状態になるといつも結果を残せないという状態になります。「自分は勝負に弱い」と思い込んでいる人は、実は脳に疲労をためたまま戦っているだけかもしれません。
  脳はさまざまな言葉で疲労のサインを送ってきます。どうも気分が乗らない、何をするのも億劫だ、考えてプレーするのが面倒だ、この競り合いでは勝てる気がしない。早く戦いを終わらせたい、などの否定的な言葉が頭に浮かぶのは、すべて脳の疲労状態です。心にストレスがかかると、モジュレータ神経群からドーパミンが大量に放出されます。放出されるドーパミンは組織酸素と反応して、キノーネに変化しながら活性酸素や過酸化水素を生み出すので、心のストレスはますます強くなってなかなか治りにくいという状況が生まれます。このため、やる気が起きないとか、集中力が持続しないなどの脳の疲労現象を起こすのです。
林成之 『勝負脳の鍛え方』





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posted by Vigorous at 22:19| 自然科学、環境 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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