2008年11月18日

No.0090 『間断なき攻撃』

   コロラド州ロングス峰の斜面には、一本の巨木の残骸が横たわっている。植物学者たちは、樹齢400年ほどになるという。コロンブスがサン=サルヴァルドに上陸した時は、それはまだ苗木で、英国の102人の清教徒がプリマスに上陸した時には、やっと若木に成長したばかりだった。その長い生涯にこの木は14回も落雷に遭い、4世紀の間に繰り返しなだれや嵐に見舞われ続けたが、びくともしなかった。ところが遂に白アリの大群がこの木に取りついて、とうとう地上に倒してしまった。白アリどもは樹皮を食い破って木の中へ入り、少しずつではあるが間断なく攻撃して、木の生命力を次第に破壊した。落雷をも嵐をも物ともせず、何百年もびくともしなかった森の巨人が、最後には2本の指でひねりつぶせるほどの、ちっぽけな虫けらの前に屈したのだ。
Harry Emerson Fosdick (1878 - 1969)  American clergyman





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posted by Vigorous at 20:22| 努力、革命 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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