2008年11月11日

No.0067 『日本人の貯蓄の目的は?』

   日本人は年金の3割を貯金に回す。 そして、平均35000万円もの金融資産を残して死んでいく。 死ぬ瞬間が一番カネ持ちなのである。 (中略) 彼らに「なぜ貯めるんですか」と聞くと「イザというときのため」と言う。 「イザというときとは?」と聞くと、「そりゃ、イザってときだよ」と同じ答えが帰ってくる。 考えていないのである。 一方、イタリア人の死ぬ瞬間の貯金はゼロに近い。 彼らはおカネを使い切るまで遊んで、「オレの人生はよかった」と言い残して死にたいのだ。 貯金を使いきっても生きていたら、そのときは年金で暮らせば良いのである。 この違いは心理一つ。 イタリア人は「人生は楽しむためにある」と考えるが、日本人の多くは、「イザという時のために」生きている。 
大前研一 週刊ダイヤモンド 2008.11.08号



posted by Vigorous at 22:07| 経済 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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