2008年11月08日

No.0057 『緊張と集中』

   脳外科の手術では、常に安全な状況で手術ができるということはありえません。予想外の危機に直面し、ときに自分の腕一つが患者の生死を分けることもあります。  (中略) こんなとき、「どうしようもない」と思った瞬間、手術はお手上げになります。プロの脳外科医はこのような場合、自分が持っている能力のすべてを結集し素早い決断と実行で対応します。こうした危機一髪の状態では、自分でも怖いくらいに人格が変わって、完全に戦闘モードとなって腕を振るうのです。人間が命がけで集中すると、自分の立場を忘れ、人格まで変えて目的を達成しようとするのだと思います。このような状態にいながら緊張すると言うことは、まだ自分の立場や評価を考えていて、集中しきれていないものだともいえるでしょう。緊張するのは、集中していないからなのです。
林成之 『勝負脳の鍛え方』



posted by Vigorous at 20:09| 努力、革命 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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